コーチのセールス=壺売り?
2020/05/21
こんにちは、小山です。
先日新人コーチの方とやりとりしてまして、
「コーチの商品って、なんのことかわからない」
と言われたんですね。
こっちもびっくりして(笑)、よく話を聞いてみると、要するに
「1回60分のセッションを6回やる3ヶ月の継続コーチング」
を売ろうとしていたのですね。
「これじゃダメなんですか???」
と聞かれたので、
「いや、ダメじゃないんだけど、売るの難しいですよ」
と答えました。
あなたはどう思いますか?
もうすでに起業して何年か経験を積まれていれば、
「これじゃあしんどいなあ」
と思われるかもしれません。
そしてまだこれから起業される方は、一体何が問題なのか??と思われるかもしれません。
気を悪くされると申し訳ないのですが、実はこれ、売れないコーチの典型的なパターンなのです。
1回のセッションが1万円
それを2週間に一回、3ヶ月で計6回やるから6万円
まあ、金額のことは置いておいて、「商品」というと、要するにこのようなものしか思い浮かばないわけです。
そうすると相手の人は当然、「で、3ヶ月で何をするんですか?」と質問します。
コーチの答えは
「それはその時々に、一番大事な課題について話し合います」
というものでした。
あなたがお客さんだったらどう思います??
きっと?????ですよね?
いや、実際のところ、確かにその通りなんです。
その都度一番大事なことについて話し合うのですが、言われた方は何のことかわかりません。
私はこれを闇鍋セールス、と呼んでいました
(もちろんイヤミです^^)
鍋が出てきて、何が入ってるのかわからないけど値札が付いていて、「先にお金を払え」と、言われるような感じです。
もっと口の悪い知人は、「霊感商法みたいだ」と言ってました(汗)。
「このツボを買うと、幸せになれますよ」と言ってるようなもんだ、と。
コーチのセールス=壺売り
になってしまっているわけですね、、、汗
ここまで言うとイメージを掴んでもらえると思うんですが、お客さんの立場からすると
「回数と期間を言われただけでは、怖くて申し込めない」
ということです。
そうではなくて、いわゆる、「ビフォーアフター」つまり
「どんな状態の人が、3ヶ月後にはどうなっているのか」
をしっかり伝える必要があります。
さらに、ではそのために3ヶ月間にどんなことをするのか、つまり、「ステップ」も一緒に伝えないといけないのですね。
そこまで言って初めて相手から信用されます。
しかし多くのコーチやカウンセラーは、こういう説明をしません。
結果としていつまでたっても、お客さんができないのです。。。
もし思い当たる点があれば、ぜひご自身のサービスの「ビフォー・アフター・ステップ」を明確にしてみてください。