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「上司によって評価が変わる!?」ってそんなの当たり前じゃん、バカ | やりたかったことをサッサとやりなさい

やりたかったことをサッサとやりなさい

グッチ元人事部長の起業コーチが教える、「売れる強み」でいつの間にか豊かになる法則

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「上司によって評価が変わる!?」ってそんなの当たり前じゃん、バカ

      2020/05/21


 

こんにちは!小山です。

私は23年間会社員をやりましたが、そのうち半分強を人事部門で過ごしました。

採用、教育、評価など、いろいろやりましたが、今日は評価の話です。

評価をやっていて頭が痛かったのは「同じ社員でも上司によって評価が大きく変わる」ということです。

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今までのA課長のときは高評価だった社員でも、上司がB課長に変わったとたんに評価が下がったりします。もちろんその逆もあります。

本人はもちろん、周囲の社員も見ていればわかるので、「ウチの会社の評価制度はどうなってるんだ」「人事はいったいどこ見てるんだ」という話になります。

上司によって評価がコロコロ変わるのは確かに不都合だし、それでは、というので「公平性」という言葉のもと、まじめな人事課員(あ、私のこと、、、笑)が知恵を絞ることになるわけです。

こういう場合はだいたい、制度を精緻化する方向に走ります。

評価基準をより詳細に作り込む、評価項目そのものを増やす、上司以外の同僚や部下を含む360度で評価する、5段階評価だったのを10段階にする、1点刻みだったのを0.5点刻みにする、上司だけのレビューに人事も入るようにする、年に一度だったレビューを半年に一度にする、、、ふうう;;;。

そして結局、作った本人しかわからない評価制度ができあがります;;;。

で、そのおかげで現場は頭を抱えながら書類に埋もれることになります。

そこらへんはあなたも良くご存知のとおりです。

 

はっきり言いますけど、上司によって評価が変わるのは当たり前なんです。

 

仕事の進め方も違うし経験も違う、部下の使い方も様々です。もちろん性格も違います。

「この上司はどういうコトの進め方をする人間なのか、お前がちゃんと見ろよ、バカ!」と思います。

かのドラッカー先生も、上司を良く観察して、上司が成功できるように動け、と何度も説いています。

魅力的なビジョン、価値観とそれに基づいた戦略があり、そこから導きだされた明確な人材要件と公平な評価基準に基づいてすべての社員が正しく評価される、なんていうのは学者が考えた幻想です。

まぼろしですよ。

 

そういう珍しい会社も世界中のどこかにはあるかもしれませんが、少なくともあなたの働いている会社はそうではありません。

ここは頭を切り替えて、上司はお客さんだと思ってください。

あなたのサービスが良ければ、上司は出世し、あなたを機嫌良く引き上げるでしょう。

あなたのサービスがイケてなければ、上司はムカついてあなたをクビにします。

日本の会社はなかなか社員をクビにできないし、だいいち上司はその権限を持っていないので、低い評価を付けたり、他の部署に押し付けたりしようとするのです。

 

それだけの話です。

 

だから、自分はプロフェッショナルなサービスを上司に提供する、と視点を変えるのです。

あ、ゴマをすれって言うんじゃないですよ。よく観察するんです。

「上司のやる気スイッチ」の場所を探すのです。

 

独立してうまくいっている人はみんなこれをやっています。

 

あたりまえですよね。

いろんなお客さんがいて、それぞれにジャストミートしないと、注文がもらえないのです。

「あのお客さんはこのプレゼンで買ってくれたのに、このお客さんには断られた。このマーケットは不公平だ」とか言ってる人はすぐいなくなります。

と、ここまで書いて思い出すのはむかーしの上司が良く言っていた言葉です。

 

上司と親は選べない 

 

そう、会社員の辛いところは、上司を選べない、という点です。

いくらがんばってもうまくいかないお客さんとは、離れるべきなのです。

あるいは、最初から組まない、という選択が賢明です。

それが自然です。

もしあなたが、「どうしても、どうがんばってもこの上司とあわない」と思ったら、そこから離れることを真剣に考えるべきです。

転職しても良いですね。しかし、上司が選べない環境にいる点では同じです。

 

独立すると、自分でお客さんを選ぶことができます。

 

そして、好きなお客さんのためだけに一生懸命がんばることができます。

独立する一番のメリットはこれなんじゃないかと思う今日この頃です。

 


 - 強みを知る