無意識の先入観が強化されるメディア
2019/10/07
こんにちは、小山です。
本格的にYouTubeを始めて1ヶ月ほどです。
以前はほとんど見ることがなかったのですが、最近はリサーチを兼ねて、出来るだけ見るようにしています。
ぶっちゃけ、面白いです^^
いろんな番組メニューがズラッと並んでいて、気の向いたものを流し見する感じですね。
(もちろん、じっくり見るものもあります)
最近はテレビのない家が増えていると聞いていましたが、確かにyoutubeだとスマホで、いつでもどこでも見られるし、話題になったテレビ番組は、必ず誰かがアップしているので、好きなときにカンタンに見られます。
余計なCMが入らないからストレスも、ありません。時間の節約にもなりますね。
そして気がついたのは、ここで活躍している人や、得られる情報は、私は普段住んでいる(笑)、SNS特にFacebookとは全く違うということです。
「同業者」という視点でも、全く知らない人が、ものすごい再生回数を稼いでいるし、そこで提供される情報も知らないことが多いです。
ビジネス全般に関しても同様に、知らないことがたくさん入ってきます。
もちろん、私が鈍いんだと言われればそれまで、ですが(汗)、それにしても普段どのメディアを、見ているかで得られるものも全く違うということが、実感できます。
しかしこれはちょっと怖い状況でもあります。
最近はAIが発達して自分が普段よく検索するものと、関連するものをどんどん勧めてくれます。
Facebookもそうだし、Amazonもそう。
自分の興味のあるもの、関連のありそうなものだけを、見ることになります。
普段ラーメンばかり食べている人には、色々な種類のラーメンが提供されるようになり、その中でもとんこつが好きな人には、様々なバリエーションのとんこつラーメンばかりが提供されるようになります。
(これはあくまでも例ね)
同時に、とんこつラーメンを食べるリスク(そんなものがあるのかどうかわかりませんが)に関する情報も、遮断されていくわけです。
ラーメン以外の食べ物の情報が遮断されて、世の中に美味しい食べ物はとんこつラーメンしかない、と、思い込むようになります。(例ですからね^^)
これは、自分の持っている先入観が、どんどん強化される環境だとも言えますね。
リアルの人間関係だけでなく、どんなネット環境にいるかによって、自分の世界観が確定してしまうのです。
誰かを批判する情報を求める人は、そのような情報ばかりを、与えれられるようになり、やがて社会全体が誰かを批判している、という世界観を持つようになるでしょう。
反対に、誰かの良い面を見たり、応援したりする人は、そのような情報に囲まれ、同様な世界観を持つようになります。
どちらを選ぶかは自分次第だし、一方で、意図的に選ぼうとしなければ、自然に偏った世界に住むことになります。
目先の心地よさに安住せず、アンテナを広げることが大事だと、YouTubeを始めて改めて思った次第です。