なんのための売上?
2020/05/21
こんにちは、小山です。
それなりに毎月売れていたとしても、
「これでいい」
とは、なかなか思えないものです。
月の売上が30万円であれば
「50万円売れたらなあ」
と思うし、
50万円売れたら
「どうして自分は100万円行かないんだろうか?」
と思うわけです。
100万円売っている人は、
「200万円売れない自分は、ダメなんじゃないか?」
と思っているし、
200万円売っている人は
「300万円売らないと、リスクを取って起業した甲斐がない」
とか思うわけです。
本当に先が見えないと言うか、キリがないわけですね。
だからある人は、
「自分にとってのイナフ・ナンバーを決めろ!」
と言いました。
イナフ(Enough)=十分
な売上と言うことですね。
具体的にいくらを設定するかは、各自で決めていいわけですが、
もしあなたが、自分の現在の売上に満足していないとしたら、考えて欲しいことがあります。
それは、、、
本当に自分は「もっと売りたい」と思っているのか?
と言うことです。
「はい、もちろん売りたいです」
と答えるでしょう(笑)
しかしですね、、、
「じゃあ、売上アップのために、こうしてください」
と言っても、なかなか動かない人が多いのです。
それはつまり、
「売上以上に重視していることがある」
と言うことです。
・家族との時間を大事にしたい
・実は今の仕事に飽きてきた
・少し充電したい
・「やりたいこと」と「求められること」のギャップに悩んでいる
・何かもっと他に、人生で成し遂げたいことがある
などが本当の理由だったりします。
大事なのは、
「売上でごまかさない」
と言うことです。
私が以前勤めた会社の営業部長は
「売上は全てを癒す」
と言いました。
企業では確かにそういう面は、あるのかもしれません。
しかし、個人事業主はちょっと違います。
売れるだけでは癒されない面も、たくさんあります。
そしてそれは意外と、自分が一番向き合いたくない面だったりします。
・パートナーとうまくいってないから、数字を追う
・子供時代からの劣等感を解消するために、数字を追う
・誰かに負けたくないから、数字を追う
そうやって本当の自分を見ずに、自分自身をどんどん追い込んでいくのです。
念のために言いますが、決して数字を追うこと自体が、悪いわけではありません。
むしろ、
「もっと数字に貪欲になった方がいい」
と思う人も大勢います。
しかし、
数字というのはわかりやすいだけに、本当に大事なものを、見えなくしてしまう可能性もあるのだ
ということもぜひ知っておいて欲しいと思います。
「なんのための仕事か」ということですね。
仕事のために、人生があるわけではないですからね。