だから、やりたいことがわからない
2020/05/21
こんにちは、小山です。
今日はちょっとした思い出話からです。
平成最初の数年間、私はいわゆる「自分探し」に没頭していました。
「どうもこのまま会社員を続けていては、いけない気がする。何より、仕事が面白くない」
そんなモヤモヤを抱えながら、手当たり次第に本を読み、資格勉強などをしていました。
そうすればなんとかなると思っていたのです(笑)
で、結局20代の頃の私が見つけたのが、「経営コンサルタント」という仕事でした。
当時はマッキンゼーの大前研一さんや、ボストンコンサルティングの堀紘一さんが、大活躍していた時代です。
あーこれ面白いかも^^
と思った私はそれなりに頑張って、「どうすれば経営コンサルになれるか」と考えました。
それからまた本を読み、資格勉強に没頭しました。
会社に黙って転職活動もして(笑)30歳の時に、なんとか小さなコンサル会社に潜り込んだのです。
まあ、細かい話は色々あるのですが、結局その仕事も長くは続かず、また事業会社に勤めることになります。
10年以上経ってから起業して、今は個人事業主向けに、コンサルタントという仕事をしています。
しかし、、、
法人向けの経営コンサルタントとは、かなり仕事の中身が違います。
それは私自身が一番わかっていて、結果的には、「今の仕事の方がはるかに自分に向いている」ということがわかっています。
今日の話はここからなのですが、、、
「自分のやりたいことがわからない」 という人が相変わらず多いです。
つい先日もそんなご相談を受けました。
しかしいろんな人と話をしていて、「やりたいことがわからない」メカニズムは、既に解明されています(笑)
知りたいですか??
サッサと書きますが(笑)
それは、、、
本当にやりたいことは見ないようにして、それ以外の中から「やりたいこと」を、探そうとしているということです。
面倒くさいですね。。。
しかしほとんどはそのパターンです。
実は既に自分の中で「やりたいこと」は明確なのです。
しかしなぜか
「自分にそんなことできっこない」とか、「どうせムリだと言われるに決まっている」
などの前提が出来上がっているのですね。
だから、それは最初から除外してしまうのです。
そして、他を探しながら「見つからない、見つからない」と悩むのです。
当たり前じゃーーーー(笑)
だいたい、やりたいことは最初に話した時に、本人の口から出てきます。
が、なぜかそれに気づかない、または自分で否定する。。。
私はそれがわかっているので、
「今言ったそれがあなたのやりたいことだから、とにかくやってください」
と、けしかけることにしています^^
そこにはこんな前提があります。
・「自分のやりたいことは何か」という問いよりも、「自分のやりたいことをやるにはどうすれば良いか」という問いの方が、はるかに建設的なので、早くそちらにシフトした方が良い
・そもそも「これが自分のやりたいことだ!」という自己認識自体が、「勘違い」や「他人の影響」である場合がほとんどである(汗)
・結果的に失敗しても、大したことではない。いくらでもリカバリーできる
・だからとにかくサッサとやって、結果がどうなるか、確認した方が良い
まあ、元も子もない話ではありますが、本当です(爆)
つまりこれは「やりたいこと」に重きを置き過ぎない。ということですね。
あなたの「やりたいこと」は、決してそんなに神聖なものではないし、永久不滅のものではありません。
ましてや、それに失敗したら人生終わる、みたいなものでもありません。
やってみたら必ず次の道が見えます。
それからまた仕切り直せば良いのです。
もしあなたが今、「やりたいことがわからない」と悩んでいるのなら、
ぜひこのメールを何度も読み返して、平成の時代と一緒に「やりたいこと信仰」を、捨ててしまいましょう(笑)
そして、行動です^^