現実を動かすのに裏付けとなるのは?
2020/05/21
こんにちは、小山です。
多くの人が自分の棚卸しをする際に、ある傾向があることに気づきました。
それは、「自分の職務経歴を重視しない」ということです。
職務経歴を重視する人は、その通り、自分のやってきたことや実績を詳しく語ります。
そして実際に素晴らしい実績をあげています。
しかし起業を考える多くの人は、なぜか自分の職歴を否定する人が多いです。
・今の仕事が嫌だから全然違うことで起業したい
・自分のやってきたことなんて、価値がないから振り返っても仕方がない
という反応になりがちです。
そしてどうなるかというと、自己啓発にハマったり、資格マニアになったりするのです(汗)
決して自己啓発が悪いわけではないし、資格を取るなと言っているわけでもありません。
自己啓発は自分の内面を見つめ直し、本当に望んでいる人生を描き出すのに役立ちます。
しかし、、、その人生を「具体化する手段」は、提示しません。
また、資格はある領域に関して一定の知識や技術を担保するものです。
しかし、、、それを裏付ける「経験」までは与えてくれません。
現実を動かすのは、具体的な行動であり、その裏付けとなるのは「経験」です。
経験のないことをやるのは時間がかかります。
失敗する確率も高まります。
しかし、実際に経験して身につけた知識や技術は簡単には崩れません。
起業して自分のサービスを売り物にするときに、最もアテになるのは、実は自分の「職務経験」だったりするのです。
人によっては忌み嫌い、「もう二度と戻りたくない、やりたくない」と思っている仕事の中に、未来のタネがあるのです。
「1日でも早く会社を辞めたい、起業したい」と思っている人には、信じられないかもしれません。
しかし、実際にイヤなのは仕事そのものではなく、文句が多い取引先とか、パワハラ上司とか、毎回繰り返される価格交渉なのかもしれません。
その視点で自分の職歴を見直してみると、意外と色々なことをやってきて、しかも結構自分に向いている、と気づく人も大勢います。
一人で棚卸しをしていると、大事なことを見落とす場合が多いのですね。
もし思い当たる点があるならば、こちらに参加されると良いですよ。