会社を辞めるのは、怖くなかったですか？
2020/05/21
こんにちは、小山です。
あけましておめでとうございます、ですね＾＾
私もここ数日今までを振り返ったり、今後のことを考えたりしているのですが、ふと気づいたことがあります。
それは、、、
ちょうど9年前の１月に会社員を辞めた、ということです。
この時期だったことは、すっかり忘れてました。。。汗
２００９年の１２月に辞める決心をして、翌月に勤務終了。
２０１０年のお正月をどんな気持ちで迎えたか、実ははっきり覚えていません。
ただ、この時に見た映画のことはよく覚えていましてね。
ニューシネマパラダイス。
ひょっとしたらあなたもお好きな映画かもしれません。
ネタバレになるので詳細は書きませんが、
私はこれを
「自分を取り戻していく中年のおじさんの物語」
だと思ったのですね。
人間、年をとるにつれて、色々なものを手に入れます。
素晴らしいものもあれば、そうでないものも含めてです。
特に男性は、
・より多くのお金
・より多くの権力
・より多くの社会的承認
など、もっともっと、と少しでも、多くのものを手に入れようと頑張ります。
そして、本当は自分がどうしたかったのか、わからなくなっていくのです。。。
当時の私もちょうどそんな状況で、ずっと手に入れたかったポジションを手に入れたのに、ちっとも仕事が面白くない。
むしろ煩わしくて、
・どうしてこんな仕事を自分がやらないといけないのか
・一体自分は何を求めて今まで働いてきたのか
・本当に「これ」が一生続いていくんだろうか？
という、暗澹とした気持ちで毎日を送っていました。
あ、ここでお断りしておきますが、私の勤めていた会社や仕事がイケてなかった、ということではありませんよ。
あくまでも私がそう感じていた、というだけです。
要するに、合っていなかったのですね。
そんな風に思っているから当然仕事はうまくいかないし、
そんなことを思いながらいやいや仕事を続けている、自分自身も嫌でした。
だから、
「これからどうするか全然わからないけれど、とにかく辞めよう」と決めたのですが、我ながら良い判断をしたと思います（笑）
自分を褒めてあげたいです。
４０歳を過ぎて、よく会社を辞められましたね
と時々言われます。
そして
怖くなかったですか？
という質問が続きます。
ええ、もちろん怖かったですよ。
ただ、、、
それ以上に当時の仕事がイヤだったのです（爆）
と言うと、ちょっと言い過ぎですが、、、
もっと自分らしく、やりがいを感じられる働き方があるはずだ、と漠然と思っていたのですね。
人間、何がどう転ぶかわかりません。
もしその仕事にやりがいを感じていたら当然辞めてなかったし、
それなりに幸せな会社員生活だったかもしれません。
どっちが良かったか、という質問は無意味です。
答えは「やってないから、わからない」なので（笑）
ただ少なくとも、私は自分の決断に満足しているし、今とてもやりがいを感じながら、楽しく暮らしています。
しかし９年前に、この状況を見通していたかというと、そんなことは全くありません。
とにかく手探りで、できることをやってきた、というだけです。
この経験から私が今思うのは、「手放すことの大切さ」です。
今いる場所、
今持っているモノや人間関係
今得ている評価、、、
時にはそういうものを見直して、本当にこれからも必要なものか、考えることが重要ですね。
1年の初めのこの時期は、まさにそれにふさわしいタイミングかもしれません。
1年の計画を立てる時に私たちは、ついつい、「付け足すこと」を考えます。
・より多くの売上
・より多くのお客さん
・より多くのサービス
だから、いらないものを手放す計画は立てないものです。
しかしひょっとしたらそっちの重要かもしれません。
今まで頑張って手に入れてきたものを、そっと手放す。
すると、全く予想していなかったことが起こって、新しい道が拓けるかもしれません。
ぜひあなたも、手に入れるだけではなく 「辞める」「手放す」ことも含めて、今年の計画を立ててみてください。
