あなたが「ワクワク」することをやってもうまくいかない当たり前な理由
2020/05/21
こんにちは!小山です。
世の中には「ワクワクしていればうまくいく」という考え方があります。
自分の好きなことや心が喜ぶこと、つまりワクワクすることをしていれば自然にうまくいく、ということですね。
実は私もこの考え方に賛同していました。
あ、というか、「そうであって欲しい」と思っていた、というのが正確なところです。
あなたは「ソース」という本をご存知ですか?
日本で出版されてからかなりの年数が経っていますが、今も地味に読まれ続けるロングセラーです。
何を隠そう、私はこの本に救われた1人です。余りにも面白いのでソースワークショップのトレーナーの資格まで取ったぐらいです。
「自分の心の源、喜びの源、つまりソースにつながれば全てうまくいく。喜びの中で働き、生きることができる」という本です。
会社勤めがイヤでイヤで仕方がなかった時にこの本に出会い、自分の生き方、働き方を根本的に見直すことになりました。
おかげで今はとても幸せな生活を送っています。
そして現在は独立・起業したい方のご相談に乗っていますが、そこで良く聞かれることがあります。
「自分のやりたいことと、お客さんの求めることと、どちらを優先するべきでしょうか?」という質問です。
実際のところ「自分のワクワクすることをやっているのにサッパリ儲からない」と嘆いている人は多いのです。
あなたはどちらだと思いますか?
答えは「両方」です^^。
いくらあなたがワクワクすること、心からやりたいことをやっていても「お金を払うからそれをやってくれ」と言ってくれるお客さんがいなければビジネスとして成立しません。
ボランティアとか趣味なら問題ないですね。でも仕事にしようと思ったら、市場があることが大前提です。
あなたがワクワクするかどうかは、お客さんにとってはどうでもいいことだからです。
しかし一方、いくらお金になるからと言っても、好きでもないことをいつまでも続けられるわけがありません。
ではどうするか?
「両方成立させるにはどうすればいいか?」と考えてください。
「あれかこれか」と二者択一で考えるのが不幸の始まりです;;。
・この自分のワクワクすることにお金を払ってくれるのは誰か?
・この自分のワクワクすることをどう見せればお金を払ってもらえるか?
と考えるのです。
確かに、100%答えがみつかるとは限りません。比較的お金になりやすいテーマと、なりにくいテーマがあることは事実です。
しかし、そこは知恵の絞りどころです。
見る角度を変えたり、狙って行く市場を変えたりするだけで爆発的に業績が伸びるケースは山の様にあるのです。
気をつけないといけないのは、うまくいっている人で時々「何も考えず、心の感じるままにやっていたらいつの間にかうまくいっていました」とか「宇宙にお任せして引き寄せました」とか言う人がいることです。
スピリチュアル系の人に多いですね。
これ、要注意ですよ(笑)。
「じゃあ、私も大丈夫!」と思って何も考えずにやっていると、けっこう辛いことになります。
このような場合にありがちなのは、本人は本当に心の感じるままにやったことが、たまたまうまく市場ニーズに合っている場合です。
これは本当に天然でそうなっている場合と、すでに訓練されている場合があります。
「宇宙におまかせで〜す」とか言っている人が、実は前職ではバリバリのキャリアウーマンだったりします。
つまり、骨の髄までビジネスが染み付いていて、何も考えなくてもツボを押さえられるほど訓練されているのです(笑)
こういった一見、耳と心に心地よい言葉は、鵜呑みにせず疑ってかかってください^^。
もちろんそこには希望があります。ぜひご自分のワクワクする仕事を追求してほしいと思います。
しかし一方で、大切な要素である「お客さん」、「市場」を無視したビジネスは成立しようがない、ということもまた厳然たる事実なのです。